難しいことを考えずにお金を増やす方法を1年実践した結果を晒してみる
こんにちは、オカモトシゲルです。
巷には投資に関する書籍が溢れています。
自分も多分にもれずいろんな本を読んで、株を買ったりなんだりしてみたものなのですが、投資について知識がない人でも取り組める決定版みたいな本があります。
それがこの本「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」なのですが、この本を読んで実際に1年お金を運用してみました。
「素人でも年間+5%の運用を目指せる」と謳っているこの本、さてさて1年やってみてどうだったのでしょうか。
本から学んだこと
まだまだ現役で売れ続けている本なので細かなネタバレは避けますが、本から学んだことはこんな感じです。
・金を持って銀行へ資産運用の相談をしに行くのは、カモがネギしょってやってくるようなもの。金持ちには金を出させて手数料で、貧乏人には金を貸し付けて金利で儲けるのが銀行のビジネスモデルだから。
・宝くじは無駄。保険も入らなくていい。(でも著者の山崎さんは競馬が好き)
・最もリスクが少なくお金を増やしたいのであれば、個人向け国債が最適。
・より高いリターンを求めるなら投資信託だが、アクティブな投資を行うもの(プロが積極的に運用するもの)とパッシブ投資を行うもの(日経平均やTOPIXなどの数値に連動した成果を目指すも)がある。
・アクティブ運用をしてもパッシブ運用をしても、長期的な視野で見れば投資成績は変わらないのだから、投資信託を買う際には信託報酬(手数料)が低いものを選ぶべき。
・よって、信託報酬(手数料)が少ないインデックスファンドの投資信託を選ぶ。(具体的な銘柄の紹介もあり)
・投資で得た利益を更に投資に回すことで、複利を使った運用ができる。
・住宅ローンが既にある人は投資を考える前に住宅ローンを繰り上げ返済するほうがいい。
・証券会社はネット証券で十分。おすすめする商品も取り扱っているし、何より手数料が大手証券会社に比較して安い。
1年の投資成績
マイルール
本を読んで、さっそくネット証券の口座をいくつか開設して、本でも紹介されていた投資信託の商品を積立で購入開始しました。
毎月3万円、ボーナスでは毎月の積立より多く購入していわゆるドルコスト平均法で投資を続けています。
ちなみにポートフォリオはこんな感じ。低リスクの国内債券は少なめ、新興国株と外国(先進国)株が多めで、比較的リスクを取りに行ったポートフォリオにしています。
マイルールとして決めていたのは、とにかく毎日の値動きに一喜一憂しないということ。これにつきます。マネーフォワードで証券口座連携していたので日次の値動きも簡単にチェックできたんですが、意識的に見ないようにしていました。見ないようにしていたら気にならなくなるのが人間面白いですねw
1年経ってみての成績
ドン!っとまず全体の投資成績ですが、63万円の投資に対して現在は1.75%の利回りで運用できていて、評価額は64.1万円になっています。(2018.5.31現在)
最初の方の成績が記録できていなかったのですが、〜2018年1月まではとにかく右肩上がりでした。が、2018年2月に一気に下落。NYダウの大幅値下げとに日本株も連動して、一気に利益が食いつぶされた形です。
2018年4月に一旦持ち直すものの、2018年5月に大きく下落。投資の格言に「5月に売れ」というのがあるらしいですが、まさに格言を証明するようでした。
つづいて個別の銘柄の成績です。
低リスクの国内債券は堅調に±0〜1%以内に推移しています。リスクが高い配分とはわかっていましたが、外国株と新興国株は上がったり下がったりが顕著です。
意外なことに日本株が全体をマイナスにしないように牽引してくれている状況。
運用を始めた当初の目論見としては、日本株はもう上がらなさそうだから新興国株と外国株をおおめにしたつもりだったんですが、素人の予想なんてこのレベルですね。
まとめ的なもの(と余談)
予想していたよりも利益が上がっていないですが、少なくとも銀行に預けっぱなしにしておくよりも、(ほったらかしでも)投資したほうがお金は増えています。
ただ、これは2018年5月末現在の状況で、もしかしたら明日にでもリーマンショック急の金融危機が訪れて、全銘柄に大ダメージがあるかもしれません。
ですが、インデックス投資で中長期で資産が増えるというのは、中長期で見れば市場が成長し続けることが前提になっていると自分は理解しています。
(ダウ平均株価を最大の縮尺で見ての通り、この世の終わりのようなリーマン・ショックがあっても、何十年単位で見れば市場は成長し続けてます)
1年やってみて、日々の値動きに惑わされず自分の決めたルールに従って淡々と運用することの大切さを痛感します。それこそ書籍で耳にタコができるほど言われていることですが。。マイルールをしっかり守って運用して、たまには振り返りとルールの再整理を行う。サラリーマンとして働きながら資産形成をしていくのに必要なのはこういうことなのかな、と思っています。
まだまだ積立で投資していくつもりなので、節目の時期にまた振り返りたいと思います。
それでは、また。