iPhone向けアプリ審査の備忘録
こんばんは。オカモトシゲルです。
今日はAppleネタと言えばAppleネタですが、どちらかと言うと自分のための備忘録です。
仕事でiPhone(iOS)向けのアプリを作って審査に通してたので、その時のメモ。
審査待ち時間について
この記事を書いている2018年2月現在だと、アプリの審査待ちの時間は昔よりかなり短くなってます。
4-5年前だと1週間の単位で待たされることが珍しくなかったですが、今回作ったアプリの審査期間は長くて3日でした。
審査待ちの期間の目安はこのサイトが参考になります。
Average App Store Review Times
トップのページにXDaysと大きく書いてますが、そこよりも実際のrawデータの一覧が書いてあるページのほうが参考になります。
ここのRAWデータを覗いてみれば分かる通り、0-2days程度で通っているデータがほとんどの中、まれに20日や30日という長過ぎる審査期間が申告されているわけです。
よほど特殊なことをしているのかわかりませんが、RAWデータ上で0-2日程度で審査されている人が多ければ、それをある程度アテにして良いと思います。
【参考】ぼくが審査に出したときのキャプチャ
・初回審査
・アップデート1
・アップデート2
初回審査で3日、アップデート版については24時間以内には審査開始されています。
レギュレーションには書いていないですが、今回の結果から推察するに、新規(もしくは長いこと更新していない)アプリの審査は審査開始が少し遅めです。逆に前バージョンを直近に審査で通過させておくと、審査の開始も早い傾向にあります。
よって、商用アプリでリリースの時期を顧客やステークホルダによって指定されるようなケースでは、バグを潰しきっていなくても一旦審査通過させておくと、後続バージョンのリリースまでがスムーズに進みます。
ただ、最初に審査通過させるタイミングでアプリ上の全てのリンクは通せるくらいの品質は確保しておく必要がありますが。
ここはレギュレーションで明記されています。
App Store審査ガイドライン - Apple Developer
App Reviewは、ソフトウェアのテストサービスではありません。クラッシュする、または明らかな技術上の問題がある不完全なアプリケーションバンドルやバイナリは却下されます。
審査やり直しではなく、問題解決センターから問い合わせした方がいい
今回の対応でちょっと驚いたのが、Appleの審査チームが日本の昼間時間でも対応してくれたことです。その時のログがこの画像なのですが、日本時間の9:00頃に審査が開始され、9:30頃に却下されました。
この却下の理由になったのが実際にはアプリ側の問題ではない部分だったので、却下されたメッセージに返信する形で、拙い英語で極力下手に出ながら異議を申し立てたところ、なんとメッセージを送ってから数時間内に再審査をしてくれました。
iOSアプリの審査は米国時間で動いているので、早くても日本時間の22:00頃にならないと状況が動かないと思っていたので、これにはちょっと驚きました。
もし問題解決センターを使わずに審査の列に並び直していたら、最大限上手くいっても夜までは審査されなかったはずです。
もしリジェクト理由がアプリではない外部の理由で、ビルドをあげ直す必要がないのであれば、反射的に「審査へ提出」するのではなく、問題解決センターを使ってやり取りをするほうが解決が早いかもしれません。
参考にしたページ
審査に通す際に参考にしたページです。