レキシ TOUR 2018-2019 まんま日本ムキシばなし@2019.01.23@横浜アリーナ2日目
1.セットリスト
01. SEGODON
02. なごん
03. 年貢 for you
04. Let's 忍者
05. ペリーダンシング
06. KMTR645
07. 墾田永年私財法
08. SHIKIBU
09. GET A NOTE
10. SAKOKU
11. 奈良に大きな仏像
12. KATOKU
13. きらきら武士
EN1. GOEMON
EN2. 狩りから稲作へ
EN3. I.N.A
EN4. マイ会津
2.ライブレポ
いつの間にやら横浜アリーナ2daysでライブやるような(それも追加公演で!)大物になっていたお館様。アルバム「ムキシ」を購入した際に横浜アリーナのライブの先行チケットの申し込みが出来たので、そのご縁でチケットをゲットして数年ぶりのレキシ単独公演へ。
横浜アリーナに到着するや出迎えてくれたのはこちらの花束。清少納言や石川五エ門から横浜アリーナ公演に対するお祝いが。レキシを知らない人から見たらこの会場で何が開催されるのか、本当にワケが分からないかと。
本編の前にこういった小ネタもはさみつつ、ライブはだいたい10分押しくらいで開演。会場が暗転するとステージ上に設置されたスクリーンで日本昔ばなしのパロディ動画が上映開始。レキシ扮する農民「吾作」が稲の不作を嘆いて稲の神様に豊作を頼みに行ったところ、ロバート秋山扮する稲の神様から「なにか楽しいことやれ」と言われて神様を喜ばすためにライブを演るぞー、という動画。
ライブスタートは「SEGODON」から。満員まで膨れた横浜アリーナの観客がいっぺんに拳を突き上げる。間髪入れずに新アルバムのオープニングナンバーである「なごん」へ。
3曲目は人気ナンバー年貢for you。ほんとはこっち行っちゃダメって言われてるんだけれど・・・と言いながらステージから上手下手へ移動して最前列らへんのお客さんとタッチ。おそらくあの辺りは機材解放席で普通に見る分には辛そうな席なので報われてよかったなあなんて思いながら眺める。この曲の間奏では米俵のバッグから横浜アリーナの公式キャラクター「ヨコアリくん」を出す小ネタを披露したり、J-WALKの名曲をワンフレーズ唄って見たり、米津玄師や西野カナの大ヒットナンバーをパロってみたり・・・とやりたい放題のお館様。人ネタ挟むたびに「横アリでやることじゃねえ」とセルフツッコミ。箱が大きくなってもやってることは変わらなくて安心。
Let's忍者に入る前に「お前らムキシしか聴いてないんだろ。それかYouTubeに上がってる曲しか聴いてないんだろ」と愛あるDisをかましたり、「もういい。きらきら武士やりましょう」と言い出したり、さんざんお客さんを焦らすお館様。いざ始まってみるとZeppとかのライブハウスでやっていたような演出(お客さんだけでLet's忍者やらせる) をノリノリでやってくれる。
ペリーダンシングではミラーボールも出現し、横浜アリーナが巨大なディスコ空間に。お館様自身がこれまでのライブの総決算というだけあって、ワンマンに来なければなかなかスポットライトが当たらないような隠れた名曲も演奏されて大満足。
KMTR645ではもはや高齢のプール用のイルカを観客席に何匹も放っておきながら、「そんなにポンポンやりたかったらamazonで買えるから家でやっとけ!」と強烈なツッコミ。これだけ広くてたくさんお客さんがいると本当に気分を悪くする人がいそうでハラハラ。流れで「ホエールライドオンって調べれば出てくるから」と実はイルカじゃないことを暴露。
GET A NOTEではレキシのアーティスト写真にもなっていた目玉の親父スタイルも披露。その後も小林幸子のようなド派手なステージ衣装でSAKOKUを歌ったり、アフロのかつらをかぶりながら「一度潰れたアフロは戻らない」という名言も飛び出す。横浜アリーナの広いステージをふんだんに活用したひとり紅白歌合戦のようなステージ。
あっという間にきらきら武士までの本編が終わり、アンコールでは石川五右衛門スタイルで登場したお館様。
ワンフレーズを唄ったあと、「一緒に月の灯かりを盗みにいくゲストを紹介します!」として呼び込んだのは本物のビッグ門左衛門 (三浦大知)。
後ろを向いて登場して、振り向いた瞬間にこの日一番の大歓声!
前日の横浜アリーナではここでやついいちろうが「三浦やいち」として登場していたらしく、ネタバレを知っていた人たちが後ろ向きでゲスト登場の瞬間に固唾をのんで見ている感じがアリアリと伝わってきた。
あまりの大歓声に「お前ら忍者のときと違い過ぎやろ!」とツッコミを入れるほど。
三浦大知はそのままステージでお館様と一緒に狩りから稲作を披露。
「一緒にやってもらっていいですか?」と問いかけるお館様に「この曲大好きです!」と三浦大知はノリノリで稲穂を振ってくれる。コールアンドレスポンスで歌唱力を見せつけたり、EXCITEをワンフレーズだけ歌ってくれたりと、三浦大知の魅力を存分に発揮して豪華ゲストの出番は終了。
レキシ横浜アリーナ、二日目無事に終了しました!あの方の登場の時のあの歓声は、レキシ史上最大音量でした!昨日のアレも、きっと今日の歓声につながったのだと思います笑笑。みなさん、ありがとうございました☆
— 渡 和久(風味堂) (@keywatary) 2019年1月23日
自分はネタバレを一切見ないでライブに来ていたので、狩りから稲作へが終わるともうライブ終了だと思っていて、実際に日本昔ばなしのエンディングの人間っていいな、が流れたので終わりだと思ったら、
人間っていいな→いいな→IINA→INA
と段々ユーロビート系の音楽がカットインしてきた結果、急にレキシメンバーがDA PUMP風のファッションに身をまとったI.N.AのPVへ。
無駄に高いクオリティのPVとよく思いついたなと思うくらいの見事な替え歌で、会場を爆笑の渦に叩き込む。まさか最後の最後でこんな大ネタをぶっこんでくるなんて・・・
やっとこの写真があげられる♪ムキシツアー終了いたしました!ありがとうございました! pic.twitter.com/CuIy68gDlq
— レキシ 池田貴史 (@ekechang) February 6, 2019
I.N.AのPV上映後、PVのそのままの衣装に身を包んだメンバーが3たびステージへ。
このステージ衣装のまま、本当のラストソング「マイ会津」に突入。衣装と不釣り合いだけど感動のバラードで3時間近い長尺ステージが幕を閉じた。
久しく足が遠のいてしまっていたレキシのライブだったけど、久々にみて、頬が筋肉痛になるくらい笑わせてもらった。どこまでが予定調和でどこからが本当に即興なのかわからないくらい、バンドメンバーの演奏も本当に見事で、大満足のステージ。
夏フェスでは味わえない、レキシのステージの本領発揮だった。