cero Oneman Live 別天 ライブレポート
1.セットリスト
01. Modern Steps
02. 魚の骨 鳥の羽根
03. ベッテン・フォールズ
04. ticktack
05. 遡行
06. Summer Soul
07. 夜去
08. Double Exposure
09. 薄闇の花
10. よきせぬ
11. DRIFTIN’
12. Orphans
13. 夜になると鮭は
14. Waters
15. Elephant Ghost
16. Buzzle Bee Ride
17. ロープウェー
18. POLY LIFE MULTI SOUL
Encore
EN1. 街の報せ
2. ライブレポート
Fishmansとのツーマンだった「闘魂」で発表されたNHKホールでのワンマン公演。
ceroを着席式の座席で観るのは初めて。
高城くんのtwitterなどからも、この日しかできないことをやる意気込みが感じられ、楽しみにしていた公演。
開演から開演からポエトリーリーディングと映像を駆使した演出で、ホール公演ならではの演出を楽しませてくれる。
ホーン隊が入ることは事前に知らされていたので、My Lost Cityからも選曲されるかと予想していたけれど、予想はがっつりはずれて、選曲は最新のPLMSからの楽曲が中心。
フェスなど時間が短く限られた中では披露されることが今後もあまり無いだろう「夜になると鮭は」でポエトリーリーディングに聴きいることができたのもすごく贅沢な時間だった。
この日披露されたポエムは今後発表される予定も(今のところ)無いそうで、内容はメモを取っていてくれた人のツイートを引用します。
cero「別天」NHKホール
— saori (@charin0829) May 24, 2019
前半の方で披露されたポエトリーリーディング。胸に飛び込んできた言葉を逃したくなくて、その断片を暗闇の中で必死に手のひらに書き留めた。(正確じゃないです)
川は流れる
隣の観客に悟られないように
静かに涙を流す
口の中に広がる生命の味
その間を川は流れる pic.twitter.com/4XNEqUWi67
「好きな時に立ったり座ったりしてください!」とMCで言ってもらった通り、お客さんもずっとたって聴いている人もいればずっと座って聴いてるような人もいて、それぞれが思い思いにこの時間を楽しんでいた。
「表参道は今日33℃あったそうです。ということで「Summer Soul」行かせてもらってもいいですか」と始まったのはお待ちかねの夏の定番ナンバー。思えばこの曲を聴くのは去年のライジングサンでの公演以来。
ライジングが終わると夏が終わる感じを個人的に持っているんだけれど、今日のこのライブで聴けたSumme Soulで今年の夏が始まった気がするよ。
同じく久しぶりに聴けたお気に入りナンバーの「ORPHANS」では河川の映像演出と、ホーン隊の演奏が最高にいい味を出していて、この日のベストアクトの1曲。
アンコールの「街の報せ」では急遽小節数を伸ばしたらしく、イントロでやり直しも出ていたけれど、これはご愛嬌。ライブという非日常の時間が終わると日常に戻っていくけど、その日常の時間の一瞬一瞬が愛おしく感じさせてくれるこの曲でライブは幕を閉じた。
屋久島で数十年に1回と言われるくらいの大雨をもたらした雨雲が去って、日本中に季節外れの暑さが来たこの日に、2019年の東京の夏が始まった。